インタビュー

Interview

先輩移住者の声

移住者(Iターン)

自然豊かな場所を求めて

森 章さん(大阪府出身) 飯豊町に移住して2年目


移住のきっかけ

 子供の頃から自然が好きで近所の河川で虫取り・魚釣りをよくしていました。大人になり引っ越してからはずっと街中で暮らしてきたので、自然の中で遊ぶということがなくなってしまいました。たまに旅行で自然豊かな所へ行くとやはり楽しい気持ちになり、移住してみたいという願望が日に日に強くなりました。そしてコロナが流行しはじめ、仕事が減少してきましたが、これを好機と捉え、移住しようと決意しました。


移住までの道のり

 空き家バンクで物件を探し、飯豊町に辿りつきました。実際に町に来て見ると自然豊かで、理想の生活ができそうだったので「ここに住みたい!」と思いました。それからは農業体験に来たり、冬の様子を見に来て見たり、何度か訪れました。移住を決めてからはとにかくいらないものを整理し、無駄使いをせず、少しでも引っ越し費用にあてる様努力しました。

初めて飯豊町を訪れた際、町を案内してくれた移住定住コンシェルジュの家財さんと。

移住前に準備したこと

 住まいや仕事はもちろん、実際に移住して生活できるか、生活費を試算してみたり、飯豊町での冬の生活を想定してスノーショベルやスパイク付きゴム長靴、防寒具を購入したりしました。


住まい探しについて

 全国各地の空き家バンクを閲覧し、自分の希望に合う家をピックアップして、実際にその場所を見て回りました。


移住して困ったことやびっくりしたこと

 最初は購入した空き家の片付けや新しい仕事や環境に慣れるのが大変でした。想像以上にいろんな費用がかかったということもありやりくりも大変でした。冬の生活については移住前に聞いてはいましたが、やはり実際に見てみると想像以上の雪の多さでびっくりしました。

自宅前の道の雪のはこんな高さに!!(2021.2.19)

★移住定住コンシェルジュより…冬の積雪は役場周辺の椿地区で1~2m、中津川地区は3~4m程度です。


地域との関わり

 公民館に行くとさまざまな相談に乗ってくださいますし、はじめは地域の方に除雪について教えていただきました。困ったことはお互い様精神で、都会では味わえない人と人との繋がりが温かいと感じています。

★移住定住コンシェルジュより…中津川地区では「いいもんだ中津川移住者相談窓口」を開設しているほか、移住希望者や移住された方の相談にのることができるよう「定住化支援員」を配置しています。


現在の仕事について

 これまでに調理関係の仕事をしていた経験もあり、その経験を生かしてキッチンカーの仕事を始めました。自身でキッチンカーを制作し、道の駅やイベントに参加して大阪名物「いか焼き」を販売しています。

 その他、牧草を刈って、ホールクロップを作る近所の方のお手伝いもしています。


今後の展望

 キッチンカーで美味しい料理を提供していろんな人とふれあい、互いに笑顔でいられれば素敵だなと考えています。


飯豊町の魅力など

 身近に四季を感じられる美しい町です。もちろん雪は大変ですが、豪雪地帯だからこそ、春の訪れの喜びを感じます。

「身近に四季を感じられる美しい町。」