インタビュー

Interview

先輩移住者の声

移住者(Uターン)

飯豊町へ恩返し

2023年、埼玉県より飯豊町にUターン
松村 義夫さん(飯豊町出身)、光子さん(飯豊町出身)、康志さん


移住のきっかけ

 

(義夫さん)お互い飯豊町に生まれ育ちながらも、面識はないまま就職のため18歳で上京。あるきっかけから偶然に出会い、結婚しました。若くして田舎を離れたため、田舎が恋しく、盆暮れの帰省が楽しみでした。


(光子さん)美容師になるべく、15歳で上京。修行を重ね、晴れて美容院を開業。最初は東京に、移住前は埼玉県で美容院を営んでいました。小さい頃は病弱で、飯豊町の皆さんに助けていただいたことが多くあり、「感謝を忘れてはいけない」との母の教えがあり、いつか飯豊町に戻って恩返しがしたいと思っていました。


 コロナ前は毎月、飯豊町の福祉施設で歌のボランティアに来ていました。娘が飯豊に嫁いだこともあり、時々孫の顔が見れることも嬉しかったです。そろそろ、飯豊町に戻って、恩返しをしようと思いました。


移住までの道のり

 Uターンを決意し、移住後の希望等も含め、住まいを紹介してほしい、と飯豊町役場へお手紙を書きました。それ以降、移住定住コンシェルジュの家財さんが相談に乗ってくださり、電話やFAXでやり取りをしながら、車で飯豊町に通い、いくつかの空き家を案内していただきました。新型コロナウイルス感染症の流行もあり、なかなか東京と飯豊町を行ったり来たりできない時期を挟みましたが、何度か飯豊町を滞在・空き家を見学したりしながら、ご縁あって今のおうちに決めました。おうちが決まってからは埼玉の持ち家の手続き等を済ませ、2023年7月に飯豊町に転入することができました。


仕事について

 まずは自宅周りを整え、外壁を塗り替えたりしながら、自宅のはなれを改装、駐車場の整備等を経て2024年4月に美容院をOPENしました。自分に責任を持った仕事がしたく、自身の健康や楽しみも含めて地域の皆さんに立ち寄っていただけたら嬉しいです。

     

はなれを改装してオープンした美容院の様子→


移住して嬉しかったこと、移住してみて…

 庭木の剪定を近くの造園会社にお願いしたところ、偶然にも同級生だったり、購入した物件に以前住んでいた方が除雪機の動かし方を教えて下さったり、本当に地域の皆さんに助けていただいて嬉しい限りです。移住してすぐ、隣組の皆さんが近くの居酒屋で飲み会を開いてくださいました。
  移住してすぐに、山形県・飯豊町・農協さんからお米・味噌・醤油★1をいただき、本当に助かりました。飯豊町からは住宅取得奨励★2をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
  生活して思う事は、信号が少ないことにびっくりしました。

★1 山形県では、県内に移住された方へお米・味噌・醤油をプレゼントしています。条件等は以下のURLよりご確認ください!  山形県移住ポータルサイト「やまがた暮らし情報館」https://yamagataiju.jp/kurashi/support.html

★2 飯豊町では、「飯豊で幸せになる条例」において、各種支援金をご用意しております。
詳細はこちら:https://www.town.iide.yamagata.jp/001/iide_shiawase_jourei.html


地域との関わり

 飯豊町にUターンするにあたり、初めての冬を迎える前に地区の公民館と移住担当で開催している雪囲い講習会に参加しました。地域の方に雪囲いの方法を教わり、おかげ様で自宅の雪囲いも自身で行うことができました。ちょうど地区公民館での文化祭も実施しており、雪囲い講習会後にはそちらにも参加。地域の方とのつながりもでき心強いです。


今後の展望

(光子さん)埼玉に住んでいた頃は「パール会」と称し、月に1回2時間程度、ご近所さんが集まっておしゃべりをするお茶飲み会をしていました。これまでずっとカラオケ教室もやったり、発表会も主催したりしておりましたので、カラオケ教室も今後やりたいことの一つで、「地域の憩いの場」になればいいなぁと思っています。今月から町内の福祉施設にてヘアカットと歌のボランティアをさせていただくことになりました。皆さんに喜んでいただけたら嬉しいです。
(義夫さん)最近は畑を始め、なす・きゅうりも植えてみました。上手に畑をされている方がたくさんいらっしゃいますから、ぜひいろいろ教えてもらいながら進めていきたいと思います。

←光子さん主催の発表会の様子


飯豊町の魅力など

 健康のため、毎朝家族で散歩しています。空気がおいしく、水もおいしい。食べ物もみなおいしい。子育てには最高の環境だと思います。

「子育て環境・水・空気、最高!飯豊いいよ~!」