インタビュー

Interview

先輩移住者の声

移住者(Iターン)

移住なんて考えもしてませんでした。

難波美恵さん/東京都出身


たまたまネット検索でヒット

ー飯豊町を知ったきっかけを教えてください。

山形県について調べていた時、偶然飯豊町の移住体験ツアー「帰郷希望女子応援プロジェクト~飯豊とふれあい、つながる旅」を発見しました。驚きのツアー価格で、申し込んだらギリギリ空いていたので即決しました。名前も知らない、読み方もわからなかった町の移住ツアーに参加してみようという好奇心でした。初めて訪れた飯豊町で、農業体験をしたり、地区の運動会に参加したりしました。盛りだくさんのツアーで、飯豊町の大ファンになりました。


初来町から移住まで、長い道のりを経て移住

ー初めての来町からどのくらいの期間で移住されましたか。

夏2回、冬1回移住体験ツアーに参加。農家民宿宿泊、母と中津川雪まつりに参加したり、黒べこまつりに遊びに来たり、農業体験等、住まいも探しながら3~4か月に1回通いました。そうこうしているうちにコロナが広がり、東京の狭いマンションに一人で黙々とパソコンに向かって仕事をしている自分と、SNSを見ている中でのびのびとした生活をしている飯豊の人々とのギャップにがくぜんとしました。いつか飯豊町に住めたらいいかなと漠然としていましたが、コロナが最終的な後押しとなり、最初の緊急事態宣言下に出た空き家を内覧して即決しました。


景色が良く、ポツンとした物件を求めて

ー住まい探しについて教えてください。

町の空き家バンクをチェックし、店舗兼住宅を探しました。緊急事態宣言下に登録された新しい物件の写真を見てパン屋開業をするにあたり、ご近所さんが近くになく立地を気に入りました。価格も理想的だったので実際に内覧を経て購入しました。


「控えめに言って、最高!」

ー移住してみて飯豊町の生活はどうですか。

何年も通って知り合いもできて、その上で移住を決めたので不安はなかったです。毎日が楽しく、自然がいっぱいで、おいしいものもたくさんあり、控えめに言って最高です!


夢のパン屋開業を目指して

ー今後の展望を教えてください。

もともと飯豊町に来るにあたり、飯豊町にないもので自分ができることを仕事にできたらいいなと思っていました。飯豊町も含め、近隣の町にもパン屋さんが少ないため、空き家バンクで購入したお家を改装して、一人でできる小さいパン屋さんとちょっとしたおかずも食べられるお店を作りたいなと思い、年内の開業に向けて準備中です。


パン屋開業前にチャレンジ屋台にトライ

ー今はどんな事をされていますか。

パン屋開業にあたり、町内にある屋台村の店舗で短期間のチャレンジ屋台にトライしてみました。役場商工観光課に問い合わせたところ、すぐに利用できるとのことで、まずは一か月半、週に2回だけやってみようということで始めました。パンは焼けない施設だったので、パン屋で出そうと思っているシチューやデリをご飯とともに定食という形で提供させていただきました。いきなり自宅でパン屋を始めるより、パン屋の宣伝にもなり、提供内容も知ってもらい、新しいお客さんにも出会えたのでとても良い経験をさせていただいたなぁと思っています。


とにかく「人」!

ー最後に、飯豊町の魅力は何だと思いますか。

‟人”です。びっくりするくらい優しく、気にかけてくれ、いろんなことを教えてくださいます。とにかく人が良いです。それから自然、食べ物、米、酒。東京はいろんなものがあると思われるかもしれないけれど、飯豊には十分いろんなものがあるので何も不自由はなく、毎日充実していてとても素晴らしい町だと思います。

「何もないのがいいところ。自分で楽しみを見つけてみて!」